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岡崎正人写真展
「BREATHING WATER 水の呼吸」


岡崎正人写真

     ©Masato Okazaki

会 期 / 2011年4月5日(火)〜5月28日(土)
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 無料

岡崎正人ギャラリートーク

写真展に合わせて、岡崎正人によるギャラリー・トークを開催致します。
展示作品についてはもちろんのこと、N.Y FOTOSPHERE GALLERYで大好評だった「廃墟」シリーズなど、自作についてたっぷりと語って頂きます。

日 時 / 2011年5月20日(金) 19:00〜(当日は18:00閉廊)
参加費 / 2,000円(税込)
終了致しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

詳細はこちら

内容紹介


大型のフィルムカメラを用いて、極寒の北海道や東北などを撮影したシリーズ。
自然界における水をめぐる事象を独自の視点で捉え、抽象的な混沌の世界への昇華を試みたモノクローム作品(ゼラチン・シルバー・プリント)、約35点を展示。


「BREATHING WATER 水の呼吸」

                                                                                                                   岡崎正人

  モノクローム・プリントの美しさに魅せられて、本格的に創作に取り組むようになった80年代初め、被写体は泥、水、氷、など水をめぐる自然界の事象に向いていきました。

  自然界で偶然に作り出されるひび割れや結晶は魅力的かつ斬新で、対象を細部まで鋭く知覚できる大型カメラによる写真表現に適している事と、それらの被写体が身近に存在するのも好都合でした。

  当初は都心の埋立地で泥や水面を撮っていましたが、抽象的な表現を取り入れ始めてからは、北海道や東北、本州、四国の海岸線など、日本各地で撮影するようになりました。

  目的地は山奥のダム、極寒の原野などさまざまですが、4×5インチのラージフォーマットのフィルムカメラで再現される質感や光線は、自然のモチーフを扱う上でより強い表現力を写真に与えてくれます。

  被写体へのアプローチに意識的な違いはありませんが、切り取られた空間は、あるときはとても抽象的に内部へと向かい、またあるときは構成的にそれらを含む空間と共に昇華していくように感じています。


作家プロフィール


岡崎正人(オカザキマサト) 1959年 高知生まれ

1978年より日本大学芸術学部写真学科で写真を学び、同芸術研究所卒。

主な展覧会


1986  「泥影(DEIEI)」 東京銀座・大阪コダックフォトサロン
1988  「エア」 東京銀座コンタックスフォトサロン
1996  「耽象の時 Part 1」 東京渋谷Eggギャラリー
1998  「ZONE」 横浜ギャラリークレイドル
1999  「ノスタルジア」 横浜ギャラリークレイドル
2002  「ZONE2」 東京広尾テアトル・デ・ソンスギャラリー
2005  ―MASATO OKAZAKI―「Photographs」 N.Y FOTOSPHERE GALLERY