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稲垣徳文写真展
ROOTS   アジェとニエプスを辿る旅


稲垣徳文写真
                 ©Norifumi Inagaki

会 期 / 2020年2月20日(木)〜4月18日(土)
    2020年6月23(火)〜6月27日(土) 会期延長
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 無料


内容紹介


「写真の発明者」ニエプスと「近代写真の父」アジェ、偉大な二人の開拓者へのオマージュたる 写真展。ニエプスが残した一枚から写真は始まり、アジェの記録目的で撮影された写真は、後にシュルレアリズムの作家からの支持を集める。写真の持つ記録性と芸術的要素をあわせ持つアジェの写真は、まさに今日の写真のあり方を明示している。

1F展示室 ニエプスのアトリエから
現存する最古の写真は、1827年にブルゴーニュのシャロン・シュル・ソーヌ郊外で撮影された。
それはニセフォール・ニエプスによって撮影された自身の別荘から眺めた庭の風景だ。
現存するニエプスのアトリエを訪れて撮影した作品を展示。

BF展示室 アジェのパリ −再訪−
ウジェーヌ・アジェの足跡を辿り、パリを訪れるようになって8年。アジェが撮影したパリをさがして8x10の大型カメラで撮影した作品を展示。パリの重厚な門扉の奥には広い中庭もある。アジェは そうした庭や屋内の写真も数多く残している。狭くて薄暗い路地もアジェの写真のモチーフだが、それは馬車の時代につくられた中世のパリでもある。

ゼラチン・シルバー・プリントと鶏卵紙プリント作品 全61点を展示。


作家プロフィール


稲垣徳文(いながきのりふみ)

1970年 東京都生まれ
法政大学社会学部卒業。在学中より故・宝田久人氏に師事。
朝日新聞社『AERA』嘱託カメラマンを経てフリーになる。
日本写真協会会員。

<展覧会>
1991年 「タシュクルガンへの道」新宿/オリンパスギャラリー
1995年 「大陸浪人」渋谷/ドイフォトプラザ
2000年 「PORTRAIT OF TIBET」"Dalai-Lama" 東急港北特設ギャラリー
2007年 「In the viewpoint of Asia / Tokyo」galerie Litfasssaule ミュンヘン/ドイツ
2011年  巡礼「West Tibet Mt.Kailashi」新宿/コニカミノルタプラザ
2011年 「Habitat そこにある暮らし」新宿/フォトギャラリーシリウス
2012年 「アジェの見たパリ」フジフィルムスクエア・ミニギャラリー
2017年 「HOMMAGE」アジェ再訪 gallery bauhaus
2019年  THE 10TH GELATIN SILVER SESSION 参加 AXIS GALLERY

<書籍>
1995年 「大陸浪人」写真集/編集室V3
2005年 「旅、ときどきライカ」フォトエッセイ/エイ文庫・エイ出版社
2015年 「Corner of Paris〜アジェが見たパリ」電子書籍Kindle版

<収蔵作品>
1995年 「大陸浪人」清里フォトミュージアム



ROOTS
Norifumi Inagaki Photo Exhibition
February 20-April 18,2020

gallery bauhaus
2-19-14 Sotokanda, Chiyodaku, Tokyo, Japan
Access map
About 6 minutes walk from Ochanomizu station (JR line/Tokyo Metro Marunouchi line).