コウムラ シュウ写真展
ガウディ夜想 Nocturne with Gaudi
©Shu Koumura
会 期 |
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2015年9月15日(火)〜11月14日(土) |
時 間 |
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11:00〜19:00 |
休 廊 |
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日・月・祝 |
入場料 |
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無料 |
内容紹介
ドイツ在住の写真家コウムラ シュウの、昨年に続くヨーロッパ・シリーズ第2弾の写真展です。
アントニ・ガウディに魅せられ、冬のバルセロナでコウムラの眼が捉えた夜のガウディ建築の数々。その幻想的な美しさは、ガウディ建築のファンの心を掴むだけでなく、モノクローム・ファイン・プリントの魅力に溢れています。
モノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)作品約40点を展示。
ギャラリー・トーク開催決定!!
コウムラ シュウ×岡崎正人(写真家)
写真家 岡崎正人氏をゲストにお迎えし、ギャラリー・トークを行います。
ファインアート・プリントを追及する二人の写真家が、暗室作業の制作秘話、商業ギャラリーでの写真販売、アメリカやヨーロッパの写真事情、デジタル+ネット社会における銀塩写真の立ち位置と将来などについて語り合います。
後半、写真技法などについての質問コーナーもございます。
日 時 / 2015年10月17日(土) 19:00〜 (当日は18:00閉廊、18:30より受付開始)
参加費 / 2000円
終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。
*岡崎正人(おかざきまさと)
プロフィール
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後日、スタッフより予約確認のmailをお送りさせて頂きます。
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ガウディ夜想 Nocturne with Gaudi
コウムラ シュウ
無から作品を創造することのできる画家や小説家と違い、写真家は現実の世界を写し撮ることでしか作品を世に送り出すことができない宿命を持っている。
写真家の主観を投影することが比較的容易な風景写真と異なり、建築写真の場合は創造主である建築家の存在が大きく、写真家独自の視点で被写体を己の世界に取り込むか、建築家に追従するかたちの写真表現にするか、その建築物の持つ力が大きい程、難しい作業となる。
アントニ・ガウディ。1852年にスペイン・カタルーニャ地方で生を受けた天才建築家の名前を私が最初に意識したのは、80年代に日本のTVで放映された某洋酒メーカーのCMであった。彼の手による幻想的な建築物を舞台にしたメランコリックなBGM。そして”石造りなのに柔らかい”と称えるナレーションによって、ガウディは私の脳裏の奥深くに刻み込まれた。
その後、2008年に初めて訪れたバルセロナで目の当たりにしたガウディの建築物は、かつて観たCM映像をはるかに超えた、唯一無二の存在感を有していた。
それから7年後の2015年冬、私は再びバルセロナを訪れ、モノクローム・フィルムでガウディの建築を撮影していた。彼が地中海の陽光の下で映えるように多彩な破砕タイルで装飾した建築を、冬の澄んだ空気を通してモノクローム写真で如何に表現するか? 自然を手本とした独自のフォルムをどのような構図で切り取るか? 今まで数多くの写真家によって撮影された被写体の何処に独自の表現を見出すか?私は改めてその存在感に圧倒されながらも、連日深夜までライトアップされたガウディ建築と対峙しながら、シャッターを切り続けた。
©Shu Koumura
作家プロフィール
コウムラ シュウ
1964年 愛知県生まれ
1988年 渡独
2009年 会社勤務を辞め、写真家として活動を始める
2013年 8th Black & White Spider Awards Architectural 1st place受賞
2014年 個展「
The deep forest アルマーニュの深き森より」gallery bauhaus
<受賞>
2013年 8th Black & White Spider Awards Architectural 1st place
Nocturne with Gaudi
Shu Koumura Photo Exhibition
September 15-November 14,2015
gallery bauhaus
2-19-14 Sotokanda, Chiyodaku, Tokyo, Japan
Access map
About 6 minutes walk from Ochanomizu station (JR line/Tokyo Metro Marunouchi line).
©Shu Koumura