榎本敏雄写真展
CIRCUS
©Toshio Enomoto
会 期 / 2024年12月4日(水)~2025年3月1日(土)
*2024/12/24~2025/1/6は年末年始休廊となります。
時 間 / 11:00~19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 無料
作家在廊日:12/7(土) 11:00~18:00
12/14(土) 11:00~18:00
12/21(土) 11:00~18:00
内容紹介
幼かった頃に初めて観たサーカスは、スリリングで華やかさに満ちていて、それは怖いもの見たさの恐怖心と相まって自分の脳裏に強く刻み込まれました。そんな記憶も懐かしさに変わった頃、大学で写真を学び始め、いつの日かサーカスを撮りたいと思うようになりました。しかし、その願いがかなったのはそれから30年もたった50代の頃。1999年の末に友人の紹介で宇都宮公演していたキグレサーカスを撮影する機会を得ました。日本各地で公演するサーカス団と寝食を共にして、撮影は2010年にキグレサーカスが廃業するまでの約10年間に渡って続きました。
サーカスは様々な意味で非日常の世界で、一歩誤れば死と向かい合わせの厳しい世界でもあります。そんな団員たちの、舞台裏で繰り広げられる人間ドラマが少しでも記録できていたとすれば、何よりもうれしいです。
※モノクローム作品(ゼラチン・シルバー・プリント)、約40点を展示。
【榎本敏雄最新刊】
2024年6月24日発売
榎本敏雄写真集『CIRCUS』(用美社刊)
児玉博「榎本敏雄のサーカス」
榎本はサーカス一座の面々の姿を、彼らの日常生活を何年も何年も丹念に追い続けた。もちろん、全国各地を移動する彼らとともに移動する。そうした中で一枚、一枚と榎本しか撮れない写真が生まれる。
(中略)
榎本は撮り続けた。それはタバコを吸うバレリーナであり、哲学者のような表情で海を見つける道化師たちであり、象の頭に乗ってポーズを見せる象使いであり・・・。そこに榎本が見せるのは、やはりピカソが旅芸人たちに送った視線と似ている。それは消え行く者たちへの惜別の情であり、哀情の念だ。ピカソはバラ色という色彩で惜別を描いて見せたが、榎本は櫻の写真同様に、色彩を消した白黒でそれを表現してみせた。
それが叶わぬことと知りつつも、榎本は永遠を願う。サーカス一座が消えることは承知していても、榎本はそこに永遠を見ようとする。消え去る者たちへのそれは鎮魂なのだろうか。儚いがゆえに、永遠を願う。榎本の写真は永遠を願ってやまない、肉声で集積のような気がしてならない。
gallery bauhausでは、会場にて榎本敏雄写真集『CIRCUS』を販売しております。
通信販売も承っておりますので、ぜひこの機会にお買い求めください。
販売価格:¥4,400(税込)
送料(レターパックライト):¥430
お申込方法
(1) お申込はmailにてお願い致します。
(※ mailをご利用いただけない方はお電話にてご連絡ください。)
お名前・ご住所・お電話番号・商品名・数量を明記のうえ下記アドレスまで送信して下さい。
*スタッフより、ご注文確認のメールを送らせて頂きます。
(2) お支払は銀行振込にてお願い致します。
*振込手数料はお客様のご負担でお願い致します。
(3) ご入金の確認ができ次第、ご注文完了となります。
*スタッフより、ご入金確認のメールを送らせて頂きます。
【返品について】
大変申し訳ありませんが、商品の返品は原則として致しかねます。
乱丁本等の場合は、送料当方負担にてお取り換えさせて頂きます。
gallery bauhaus
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-19-14
TEL: 03-5294-2566 FAX: 03-3256-3545
E-mail: info@gallery-bauhaus.com
担当: 鈴木
2024年6月24日発売
榎本敏雄写真集『CIRCUS』(用美社刊)
児玉博「榎本敏雄のサーカス」
榎本はサーカス一座の面々の姿を、彼らの日常生活を何年も何年も丹念に追い続けた。もちろん、全国各地を移動する彼らとともに移動する。そうした中で一枚、一枚と榎本しか撮れない写真が生まれる。
(中略)
榎本は撮り続けた。それはタバコを吸うバレリーナであり、哲学者のような表情で海を見つける道化師たちであり、象の頭に乗ってポーズを見せる象使いであり・・・。そこに榎本が見せるのは、やはりピカソが旅芸人たちに送った視線と似ている。それは消え行く者たちへの惜別の情であり、哀情の念だ。ピカソはバラ色という色彩で惜別を描いて見せたが、榎本は櫻の写真同様に、色彩を消した白黒でそれを表現してみせた。
それが叶わぬことと知りつつも、榎本は永遠を願う。サーカス一座が消えることは承知していても、榎本はそこに永遠を見ようとする。消え去る者たちへのそれは鎮魂なのだろうか。儚いがゆえに、永遠を願う。榎本の写真は永遠を願ってやまない、肉声で集積のような気がしてならない。
(『CIRCUS』序文より一部抜粋)
gallery bauhausでは、会場にて榎本敏雄写真集『CIRCUS』を販売しております。
通信販売も承っておりますので、ぜひこの機会にお買い求めください。
販売価格:¥4,400(税込)
送料(レターパックライト):¥430
お申込方法
(1) お申込はmailにてお願い致します。
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*振込手数料はお客様のご負担でお願い致します。
(3) ご入金の確認ができ次第、ご注文完了となります。
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【返品について】
大変申し訳ありませんが、商品の返品は原則として致しかねます。
乱丁本等の場合は、送料当方負担にてお取り換えさせて頂きます。
gallery bauhaus
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-19-14
TEL: 03-5294-2566 FAX: 03-3256-3545
E-mail: info@gallery-bauhaus.com
担当: 鈴木
作家プロフィール
榎本敏雄 / Toshio ENOMOTO1947 東京生まれ
■写真展
1972 『日々』 ニコンサロン
1974 『遠い東』 ニコンサロン
1983 『太夫』 京都クラフトセンター
2001 『開花』 北鎌倉ワイツギャラリー
2008 『薄明の記憶』 gallery bauhaus
2009 『アルルカン』」 ニコンサロン
2010 『かぎろひ』 Galerie WoutervanLeeuwen,Amsterdam
2012 『KAGIROHI』 MICHEKOGALERIE,Munchen
2015 『SAKURA』 Galerie WoutervanLeeuwen,Amsterdam
2016 『プラチナプリント展』」 鎌倉ドゥローイングギャラリー
2017 『SAKURA』 MICHEKOGALERIE,Munchen
2021 『薄明の櫻 プラチナプリント展』 京都写真美術館
■グループ展
2010 Summer Loves展 Huis Marseille,Museum for Photography,Amsterdam
2012 『ドイツと日本の写真家によるさくら展』 MICHEKOGALERIE,Munchen
■写真集
『Far East』 トータルプラニング出版局 1993
『かぎろひ (櫻、京、大夫)』 平凡社 2009
『CIRCUS』 用美社 2024
■パーマネントコレクション
ハウス・マルセイユ写真美術館 Huis Marseille,Museum for photography,Amsterdam
CIRCUS
Toshio Enomoto Photo Exhibition
4 december 2024 - 3 March 2025
When I was young, the roads were still gravel and the snacks were puffed sweet potatoes, and rice crackers for 5 yen at the picture-story show, just after the war. Something to look forward to is the Gongen-sama Hatsuuma Festival in February, and the show huts that hang on the grounds. I wanted to see something scary, like a snake woman or a potter's neck. He was told that if he played a prank, he would sell it to the circus, so he found the circus scary, but the first time he saw a circus was at the Kinoshita Circus. When I got a little older, I also saw the Bolshoi Circus. I miss the gorgeous and thrilling trapeze, the roar of motorcycles spinning inside the wrecking ball, and the smell of exhaust gas. After I started studying photography at university, I wanted to photograph circuses someday. However, I wish did not come true until more than 30 years later, when a friend of introduced and I was in 50s. Filming began at the end of 1999 with Kigure Circus' Utsunomiya performance, and continued for 10 years until Kigure Circus went out of business in Takasaki, Aomori, Niigata, Nagano, Yokohama, Kanazawa, Toyama, Makuhari, Toyohashi, Numazu, and Kawagoe. We stayed in the circus village, took baths with the troupe members, and had meals. There, I learned that the circus was not the scary place I had imagined it to be as a child, Cool entertainment world . About 30 trucks moved from the previous venue. The movement of changing performance locations every two months is called ``bagoshi.'' A large tent 20 meters high is erected on an empty lot, and behind it a circus village of troupe members appears in containers unloaded from trucks. There's a container dining room, a container bath that can hold up to 10 people at a time, a container hut where he makes and arranges costumes, a container house for group members with families, and a container with bunk beds for single people. Everyday life in Circus Village is the same no matter where you go, only the surrounding streets and distant mountains change. However, children change schools every two months. By the time I made friends, I had to change schools again and again. Circus is a performance that uses various techniques to draw the audience into an extraordinary world. Needless to say, it is a dangerous job, and the daily training is rigorous. Trapeze, tightrope walking, juggling, and his acrobatics are all practiced patiently and silently until they become perfect. Children grow up watching the backs of their parents, who are the trapeze stars they admire, and the rigorous training they undergo after becoming members of the trapeze group. Children born in the circus are raised by all the troupe members in the collective life of the circus village. I would be most happy if I had been able to record their daily lives behind the scenes of the circus and the human drama of tears and laughter that I got a glimpse of.
Toshio Enomoto
gallery bauhaus
2-19-14 Sotokanda, Chiyodaku, Tokyo, Japan
Access map
About 6 minutes walk from Ochanomizu station (JR line/Tokyo Metro Marunouchi line).
2024/11/30[スケジュール] | 小瀧達郎写真展「鎌倉1975-80」 2024/9/25~11/30 終了致しました。 |